日々雑記

ひろくてふかことあさくてせまことおもいだすことまいにちかくこと

16時のビーチボ

快晴の水曜日。日差しが暖かいが風がやや冷たく、家の中は少し寒いくらい。小学校へ行く長男を送り出し、次男を幼稚園まで自転車で送っていく。幼稚園の担任の先生は長男の時もお世話になった先生でとても信頼している。先日は次男のちょっとしたことで相談に乗っていただいたが、励みになる言葉を下さりとても安心した。言葉だけのことではなく、こ言う言うふうに考えれば良いのだ、こう接してみようなどと、行動に移す指針となってくださる。ありがたいことです。午前中はうちの中で家事、読書等。カズオ・イシグロの『充たされざる者』を読み終わる。訳者は古賀林 幸。私はイシグロの小説は初体験で、彼がノーベル賞を取ったこともちろんを知ってはいたものの、なんの先入観もなくこれを読み始めた。これがカズオ・イシグロか。物語の筋は荒唐無稽だけれど、通底するのはブラック・ユーモアであり、主人公たちが抱える様々の問題も、私にとっては他人事とは思えないものもあり(つまりリアリティがあって)、1000ページ近い大作にもかかわらず楽しく読むことができた。きっと彼の他作品も、近いうちに読むことになるだろう。

すっとうちにいたからか体が冷えて仕方がなかった。気温は20℃を超えているはずだが、ホットカーペットを付ける。もっと外に出て動かないとダメだな。でも、明日からはまたお仕事が続くから、冷えとは無縁の生活になるはず。